錦鯉飼育の基本



よい錦鯉の見分け方

錦鯉の見方は、体型、色彩、模様の3つが基本です。 錦鯉の品評会での審査基準は、体型50%、色彩30%、模様20%で得点配分が一般的評価基準です。 
 

1.体型

体高、体幅のある肉付きの良いもの、健康で力強さを感じさせる鯉がいい鯉です。 色彩や模様の美しさに目を奪われ体形状の欠点を見落としがちです。

2.色彩

緋色は明るく、墨は黒、濃くて、均一な色で色合いの美しいもの。 色ムラや濃淡のないものが良く、白地はあくまでも雪のように白いのが良い。

3.模様

前後、左右にバランスの取れたものが良い。 キワがはっきりしていたほうが良く、サシは色が均一に入っていた方が良い。

4.光

頭部が濁らず、全身が光るものが良い。光り方が鈍く、魚が活気に欠ける場合は、健康に問題がある可能性があります。

5.気品と風格

模様がアンバランスでも、豊かな個性で気品や風格で補う鯉もあります。 欠点ばかり見るのではなく、内に秘められた魅力的な個性を発揮する鯉を見い出すことが鑑賞眼を向上させます。

6.メス鯉とオス鯉

メスは、肌が白く、腹部がふっくらとし大きくなります。 オスは、手鰭、頬にオイボシが見られ、陰部で判別が可能です。 オスは、泳ぎが機敏で、小さい時は仕上がりが早く美しいので幼魚時代は品評会に出しやすい。
 

餌の与え方



錦鯉が餌を一番よく食べる水温は25℃です。 錦鯉は越冬中の約半年近くを絶食するので、水温が13℃以下の場合は餌を与えないでください。 消化不良の原因となります。

錦鯉が餌をうまく消化させるためには十分な酸素が必要となります。 錦鯉の消化や吸収力を促進させるためには、硬い餌をボールなどで水に浸け餌を柔らくしてから与えます。

餌は5〜10分で食べ尽くす程度で、何回かに分けて給餌することをお勧めします。 餌を与えすぎると下痢状態になり、浮き糞を出すようになります。それは消化不良が原因で体調を崩していますので、餌を減らして下さい。

 

水槽飼育

1.水槽設置場所

土台のしっかりした水平な場所を選んでください 場所を選ぶ時には給水用のホースが届く範囲が好まれます。 直射日光、雨、雪などが当たらないような場所にします。 できるだけ人が頻繁に通ったり、ドアの音などで、鯉がびくつくような場所は極力避けて下さい。 飛び出し防止と、猫や鳥からの被害を考えて、水槽には蓋を被せておいて下さい。

2.濾過設備

水槽は水量が少ないために、水質が変化しやすいので濾過効率の高い装置をお勧めします。2組設置するのも1つの方法です。水槽の底には5mmから1cmほどの大きさの、きれいな小石を3〜5cmの厚さに敷き詰めます。濾材としても役に立ち、飾り石を置くときにも安定します。奥と左右のガラスの外側に、青または黒色のバックスクリーン張り遮光すれば、鯉は落ち着きますし、より一層美しく見せることができます。

3.給餌

水槽では基本的に締め飼いが一般的です。餌を与えすぎると、濾過装置がすぐに詰まってしまい、水質はたちまち悪化してしまいます。

4.定期的な掃除と水替え

濾過装置が汚れたら、上から水をかけて軽く洗い流す程度に掃除します。水槽飼育であっても、鯉を入れたまま掃除をする方法をお勧めします。大きな石だけを外へ出して、底の砂利を掻き回してごみを水中に浮遊させてください。しばらくすると濾過装置がごみを吸い込むので、そのあと濾過装置を洗浄してください。 
 

濾過槽

一般的に生物濾過槽の面積は、池の水量の3分の1が理想的です。
濾材の量は少なくても池の水量の10%〜15%を確保します。濾過槽は水量が5tあっても大きめの10t用をつければ濾過槽への負担が軽くなります。
 

錦鯉の平均魚体重 (経口投与時の魚体重の目安にしてください)

・体長:10cm - 体重15g
・体長:13cm - 体重45g
・体長:15cm - 体重70g
・体長:18cm - 体重100g
・体長:25cm - 体重200g
・体長:30cm - 体重350g
・体長:35cm - 体重600g
・体長:40cm - 体重800g
・体長:45cm - 体重1000g
・体長:50cm - 体重2000g
・体長:55cm - 体重2500g
・体長:60cm - 体重3000g
・体長:70cm - 体重5000g
 

品評会について

品評会には、全国的な組織主催のものから地域や販売業者の顧客を対象にした小規模なものまでいろいろあります。
現在プロの団体として全日本錦鯉振興会があり、アマチュアの愛好会もいくつかあって、全国的または各地方単位、都道府県や市町村単位でそれぞれの品評会を開催しています。

時には頑張ってお気に入りの錦鯉を品評会に出品されてみてはいかがですか?
 

鯉到着後の放流手順



池に放流する場合

1. 池への放流は、到着後ビニール袋を開封せずそのまま池に1時間くらい浮かべて、水温を合わせてください。※冬場はビニール袋内の水温が低い状態で到着するため、高水温の池に放流する場合は鯉の状態を確認しながら半日ほど浮かべてください。

2.水温を合わせた後、袋を開封して水ごと錦鯉をバケツや桶などの容器に移します。 ※開封後はエアレーション(酸素供給)を必ず行ってください。

3.水を3分の1ほど捨てて、捨てた分と同量の池(水槽)の水を入れてください。 水を捨てる、池(水槽)の水を入れる作業を3、4回繰り返してください。 ※水はゆっくり入れてください。ゆっくり入れることで錦鯉が徐々に水に慣れてきます

4.その後、池に鯉だけを放す。
 

隔離できる施設がある場合

〜塩水浴のすすめ〜

1.水1tに対して、5〜6kgの塩と5gのエルバージュを溶かした中に、4〜7日間ほど入れる。
※水・塩・薬の割合は厳密に守ってください。水温は20℃前後が望ましいです。
※エルバージュが無い場合は塩のみでも可。

2.その後放流。

3.塩水浴をしている間は、餌は与えない。 ※錦鯉の生産者・業者は、同一生産者の施設内移動でも必ず塩水浴を行います。 環境が変わる際にはできるかぎり塩水浴を行うことが望ましいです。

下記ページにて、塩水浴の効能についてもっと詳しく説明してあります。※外部リンク
株式会社キョーリン 山崎研究所

「塩水浴について」
 

水槽に放流する場合

1.タライ等にビニール袋の鯉と水を開け、水槽の水を半分くらい入れ水合わせをする。

2.これを何度か繰り返し、水温が同じになるまで時間をかけてください。

3.その後、水槽に鯉だけを放す。

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また、餌や長尺の商品や大型の鯉等は料金が異なります。詳細はお問い合わせください。

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錦鯉は生体のため原則、返品はお断り致しております。
錦鯉の状態が以下の場合に限り、同等のものを補償として改めてお送り致します。

・到着時点ですでに死んでいた。
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袋開封後や池や水槽に放流後のご連絡は補償対象外となります。
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